2012年1月12日木曜日

埼玉クリテ第2戦 レースレポート

レースから数日が経ち、思い返すと「よくあんなにうまく逃げ集団に乗れたなぁ」と我ながら感心しちゃってます。
ロードのレースでこんなにうまく走れたことはこれで2度目。
ということでレースレポートを書いておこっと。(自己満足に浸ろっと!)


2012年1月8日(日)埼玉クリテ 第2戦

1周3kmのコースを10周のレース。毎回平均速度が40km/hくらいなので45分ほどで終了の予定。
一番上のクラスなのにたった45分ってことでけっこう高い強度で走ります。
そして、そのけっこう速いスピードから逃げていく選手がいると、そのうち集団もペースを上げて追いつこうと加速し捕まえては、さらにカウンターアタックでもっと速いペースになっちゃったりします。
また、いくつかのコーナーでは、かなりの減速→立ち上がりの強烈な加速(650wattほど)を繰り返します。
クリテって時間が短いぶん内容が濃いんですね。

今回の出走者は41名。ブリジストン・エスポワールの若手3名、キャノンデール・ゼロポイントの小室選手といったプロライダーが4名。
ホビーレーサーのトップクラスのNARAさん(エスペンジュ・スタージュ)やEQADSの小竹君、販売店仲間のcicliHIDEのヒデさん、川口車連の菅原さん・・・マークすべきメンツがたくさんです。
このメンバーの中の3~5名くらいの逃げが始まったら要注意です。脚のあるメンバーが協力すると最後まで逃げ切られちゃいますので。


レースはスタートから速め。あっという間に40km/hを超えてます。でもすぐコーナーで減速→加速→減速→加速とこれを繰り返して直線区間に入ったころには心拍は170BPMを超えてました。スタートからまだ2分も経たないうちに。


4周目に入ったところかな、合ちゃんを含む4名ほどが逃げを形成。ブリジストンの選手とNARAさんも含まれる濃いメンツによる逃げ集団です!決まるかも!?
チームメイトが逃げ集団に乗ったとなると同じチームの選手は集団の抑えが役割になります。
ということでブリジストンの2名、NARAさんのチームメイトのえしけん選手と私が2番手以降にくっつき集団のペースが上がらないようにします。

それでもレースの序盤の逃げは決まらずに吸収。その後も何度か逃げと吸収を繰り返5、6周と進みました。
だんだん疲労してきた7周目に入ったところでこのまま今日も集団ゴールかな~?
っていう雰囲気になったそんなタイミングで、ブリジストンとキャノンデールの2名が抜け出していき、一瞬の間を置き追走者1名とそれに即座に反応したNARAさんが強烈な加速で抜け出して合流に成功。あっという間に5秒ほどの差がついちゃいました。
ヤバいです、あの4名じゃ絶対決まるはず。あ~あ、出遅れちゃった~・・・っと思った
のですがホームストレートの後は連続するコーナーリング区間が始まります。
「・・・オレ、コーナー得意だし・・・、ダメもとでGO!」ってことで一気に加速(833watt!)。
すべてのコーナーをギリギリのスピードでクリアしていきました。それまでの周回でのスピードとは違ってクランク状にコーナーが連続する区間はあっという間に次のコーナーがやってくるのでちょっとビビりますね!
どうにかストレート区間の入り口で合流に成功できました~。この時心拍数がこの日の最高値の184bpmに達してました。

集団の4名はみな名のある選手。そこに3UPジャージが1名。普通ならそれは合ちゃんのハズがまさかのわたし。(NARAさんにはなんで店長なの?って顔。驚かせてスミマセン)

さて、ここからは5名でこの逃げ集団を成功させるべく協力して逃げましょう!って感じ(声には出さなくても分かるんです)で高速ローテーション。

後ろの集団ではブリジストンや合ちゃんやえしけんが抑えてくれているはずなので、ちゃんと頑張れば逃げが成功するはず。

周りの選手と同じように先頭に出てスピードが緩まないようにすると私だけ余裕がないです。
先頭交代に加われなければただのお荷物なので頑張ります。そのため残りの3周の間はずーっと心拍数は175bpmあたりでした。このままじゃ回復もできずゴールスプリントなんて無理だなぁ、と思いながらも、何よりこの逃げを成功させたいと思うのでした。

最終周回に入り、さっきより集団との差が縮まってきちゃいました。集団も必死で追いかけて来ているし、こっちは少人数で疲れてくるし、さらにゴールが近づいてくると先頭集団の中で牽制が入ってきたみたい。さっきまで一人だったブリヂストンがいつの間にか二人になっていた時には吸収されたかと思ってビックリ(っていうかガッカリ)しました。

気を取り直して「どうせサラ脚でもこのメンバーでは勝てっこないな」と判断し「ならばこの逃げを成功させたいな」ということで先頭交代を期待せずに行けるところまで先頭を引き続けてみました・・・もう、頭の中は真っ白でこの辺のことはよく覚えていませんが、最終コーナーの緩い右カーブにさしかかる頃には逃げ集団のビリ。でもまだゴールまでは150mくらいあり、振り返ることはできないのでメイン集団がどこにいるのか確認
できないままガムシャラに漕いでどうにかそのままの順位でゴールできました!6位入賞♪

メイン集団は私の2秒後にゴールしてきました。あぶなかった~

距離 30km
時間 46分27秒
速度 平均38.74km/h 最高53.6km/h
ケイデンス 平均95rpm 最高113rpm
負荷 平均280watt    最高833watt 左右バランス 右50% 左50%
ペダリングインデックス 25%

1位 清水太己(アンカーエスポワール)
2位 平井栄一(アンカーエスポワール)
3位 小室雅成(Cannondale-spacezeropoint)
4位 渡辺将大(TAKIZAWA)
5位 奈良 浩(Esperancestage)
6位 三上和志(Cycleclub 3UP)